
ここ最近車の暴走や通り魔などの凶悪な事件のニュースを目にします。
信号待ちの多くの保育園児が被害にあった事故も最悪の事態というべきものでしょう。
そのようなニュースを見るたびに思うことなのですが、事故というのは自分がいくら気を付けていたとしても、向こうからいきなり勝手にやってくるものですから、事故にあう瞬間がすべてを決めることになります。
そこで、今回は少しでも事故にあわないために、また事故にあったとしても紙一重の差でダメージを軽減できるような考え方と行動について書いてみたいと思います。
これを読んでいただき、日ごろの目には見えない危険を知らないうちに回避できるように活かしていただければと願うところです。
★目次(もくじ)
人生の中で最悪の日は必ずやってくるが、最悪な事態になるかは本人次第
長い人生ですから、生きているうちには、今日は本当に運が悪いなどと思う日もやってくると思います。
例えば、目的地までの信号が全部青の時もあるでしょうし、逆に全部赤の時もあるはずです。
そして、誰にでも最悪な事態(人身事故や自分や他人の命に係わる出来事)が起きるべき日というのも確率的にはきっとあるはずです。
しかし、そのような事故が起きる人と起きない人が存在することも事実です。
実は、最悪の事態が起きるときのパターンというのはおそらく存在しており、起きる人と起きない人の差は、そのパターンに気づけるかどうかという点がかなり大きいです。
幾つかのサインがありながらも、気づかないでいると、最後のに最悪の事態がおきるというケースにはまってしまうということになるのではと考えます。
最悪の事態がおこるときは3つ以上の悪いことが重なる
それでは、最悪の事態が起きるパターンを考えてみましょう。
それは、
最悪の事態が起きるときは、必ず3つ以上の悪いことが重なっている
のではないかと考えています。
私が知っている人が事故にあった例でいえば、
・その日は会社へ遅刻しそうだったので急いでいたがいつもより信号に多く捕まったのであわてて走っていた
・普段は通らない、見通しの悪い細い路地を使った
・路地に入ったときに携帯がかかってきて出ながら走っていたら、路地の横からゆっくり出てきた老人の自転車と衝突し全治4か月のけが
というように、この中では
①会社に遅刻しそうであわてて走っていた
②近道のため見通しの悪い道路を使用した
③路地に入って携帯をかけながら走っていて、左右の道を確認できていなかった
と3つの悪い点が重なってこの事故が起きているのがわかると思います。
例えば、会社に遅刻しそうでなかったら、近道しなかったら、携帯をかけていなかったら、このどれか1つでも起きていなければ、この事故は100%起きなかったのではないでしょうか。
どんな最悪の事態の場合でも、このように悪いことが幾つか重なり(およそ3つ以上)結果として最悪の事態が起こっている。そんなパターンが見えてくると思います。
突然勝手にやってくる事故 自身だけの注意では防げない
そしてまた、最悪の事態が起きるときは、自身だけが注意をしていても防げないという特徴もあります。
突然起こるアクシデントをあらかじめ想定して回避することは不可能ですからね。
ですから、最悪の事態にあわないためには、この突然勝手にやってくる事故にも対処できるように考えておく、機転を利かせておくことも紙一重でかわすことができるのかの重要なポイントになっています。
【重要】これら最悪な事態から身を防ぐ対処法は2つ
そして、自身で呼び込んでしまう最悪の事態と、突然勝手にやってくる最悪の事態から身を防ぐ方法の鉄則は以下の2つだと考えます。
普段と違う運の悪さや不吉さを感じたら、行動パターンやリズムを変えてみる
先ほどの話ではないですが、目的地に向かうまでの信号がほとんど赤だったとか、狭い歩道で前を歩くのが遅い人が広がってずっと歩ているとか、
今日はなぜか渋滞していて、いつもより時間がかかったので信号が黄色でも突っ込んだら警察に信号無視で捕まったとか。
思い出せばいろいろとあると思います。そして運が悪い展開が続くときほど、いつもと違う行動を取りがちになるのではないでしょうか。
そういう時に思い出してもらいたいのが、この行動パターンやリズムを変えてみるというところです。
運が悪く感じ、いつもと違う行動をとりがちになっているときこそそのままの流れで行動していれば最悪の事態が近づいてきます。
そういうときこそ、深呼吸し、さらにもう1つ道を変えてみたり、信号であえて止まったり、10秒その場で止まってみるなどをすることで、悪い流れを崩し、起こっていたはずの最悪の事態から逃れられるはずです。
最悪の瞬間というのは、あと5秒遅かったら、あと3秒早かったら起きてないなかったということは良くあることです。
勝手にやってくる最悪の事態にも対処できるように機転を働かしておく
そして、これは本当に重要だと思いますが、勝手にやってきそうな最悪の事態にも可能な限り思考を凝らし、機転を利かせておくということです。
例えば、徒歩での信号待ちの時には、私は横断舗道のすぐ前には絶対に立ちません。私が立つ場所は、車道と私の間になるようなガードレールや信号の鉄柱、電柱の後ろです。近くにない場合はそのような場所まで行き信号が変わるまで待機します。
そして、そのような場所で待っていると、横断歩道前の車道ギリギリのところがあっという間に多く信号の待機待ちであふれます。
このようなところに万が一車が突っ込んできたら大惨事はまず免れないでしょう。そんなことを平気でしている人が多いのは事実なのです。
多くの保育園児が被害にあった事故も、グーグルマップで待機している場面が映っていましたが、確かに道路からは少し奥で待機はしていましたが、残念ながら車道からその間には何も遮るものがなく、車が突っ込んできたら正面からはねられるということが確実という位置でした。
せめて、車道に近くても良いのでガードレールの真後ろに待機していたら事態は変わっていたのかもしれません。
また、高層ビルなど高所で工事をしていて、下の道にガードマンが立って注意を促している場面なども良く見かけますよね。
ほとんどの人は、そのまま上を見もせず真下を通り過ぎていきますが、私は、必ず上を一回見て、状況の確認とガードマンが立っているところは真下にあたるはずなので、そこは避けるように通過するようにしています。
落ちてくるものは、工具や鉄骨などの材料だけと思いがちですが、細かい鉄粉や工業性ごみ、ペンキや塗料なども落ちてきていることは多いですから、注意してくださいね。
誰も最悪の事態を予測することは不可能ですが、最悪の事態が起きたとしても、かわせるかも知れない機転と行動が、実際に紙一重の問題をわけていることも少なくないと思っています。
以上、参考になれば幸いです。