
皆さんは、「クリスマス」と聞いて何が思い浮かべますか?何を思い出すのでしょうか?
きっと楽しかったことや、悲しいことなどたくさんの物語がありますよね。
そこで今回は、日本の「クリスマス」の「由来」と、「クリスマス」と聞くと私が必ず思い出してしまう「あのCM」について書いてい後と思います。
それでは~。
素晴らしいクリスマスソングについてはこちらで書いています~↓↓↓
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★目次(もくじ)
日本のクリスマスの由来
日本で最初にクリスマスを祝うイベントが行われたとされる記録が残っているのは、
なんと室町末期から戦国時代かけての1550年ごろ、現在の山口県で行われたイエズス会のミサであるとされています。
その後、戦国の世から徳川の世、江戸時代に入るころにかけて、キリスト教は禁止されていきますので、見られなくなっていきます。
そして、江戸時代には鎖国も始まり、日本ではクリスマスに関するイベントは見られない時代が続いていきます。
そして、江戸幕府が大政奉還し、明治時代に入ってくると、再び西洋の文化が日本国内に入ってきて、徐々に浸透していき、教会でも徐々にミサなどが開催されるようになっていきます。
1900年ごろに、「明治屋」という小売業者が東京銀座にて、いわゆる「クリスマス商戦」を仕掛け、それ以降国民の間でも広く浸透していくこととなったようですね。
日本でイベントが流行するパターンとしてよく見られる、商売戦略としてどこかの企業(いつもの広告代理店が絡む)が商戦として仕掛ける手法は、この明治の時代のころから変わっていないようですね。
昭和に入り、大正天皇崩御の日である、12月25日が祝日となったことで「クリスマス」はより多くの国民に知られるところとなり、これをきっかけに「クリスマス」を祝う文化も大きく発展していったとされます。
しかし、終戦後には祝日が改正され、12月25日は祝日ではなくなってしまいます。
ただ、すでに国民的なイベントになっていた「クリスマス(イブ)」は、明るい話題の少なかった戦後では、明るく楽しいイベントとして普及し続けていく事になったようですね。
そして昭和の終わりごろから平成前半にかけて、「クリスマス(イブ)」は、バブル景気も手伝って、若者にも、家族にも人気で特別なイベントとしてピークを迎えることとなります。
「クリスマス」で思い出すのは、あの「CM」と「思い出」
人それぞれ、「クリスマス」の思い出は、いくつもたくさんあると思います。
私もそうですが、山下達郎の『クリスマス・イブ』がTVや街中で耳に入ってくると、過去のクリスマスシーンが蘇ってきますよね?
そして、同時に強烈に思い出すものがあります。
それが、あのJR東海の「クリスマス・エクスプレス」の「CM」です!
子供のときは、CMの意味を理解できていませんでしたが、大人になって改めて見てみると、当時の「クリスマス」って、聖なる日という雰囲気が出ていて、良かったのかな~と感じますね。
そんな「クリスマス・エクスプレス」の概要を以下で書いてみます。実際見ると胸がキュンとすること間違いないですよ!
JR東海の「クリスマス・エクスプレス」の「CM」
このCMは「クリスマス・イブ」は「恋人同士でクリスマスを過ごす」という、新たな文化を創ったとされています!
まさか、これがクリスマス・イブは恋人同士で過ごす日というきっかけになっているなんてすごいですよね! 確かに社会現象にまでなっていた気がします。
当時は携帯もなく、もちろんスマホもない時代ですが、逆にこのようなイベントを作ることで、『つながれる』大切さを実感できた時代でもあったかもしれませんね。
「クリスマス・イブ」には、日ごろ会えない、話せないあの人に会える。会うために仕事終わりの新幹線に乗って、あの人の待つ場所に向かう。
いやぁ~、いいですよね!! バシバシ雰囲気感じますね。
「クリスマス・エキスプレス」とはそんなイメージです!
なお、YouTubeには動画がUPされていますが、公式動画はありませんのでページ内には設置していません。
ただ、CMという性質上、多くの人に見てもらうことが目的ではありますから、リンクは付けてあります。
1988年
キャッチフレーズ:「帰ってくるあなたが最高のプレゼント」
主な出演者:深津絵里
1989年
キャッチフレーズ:「ジングルベルを鳴らすのは帰ってくるあなたです」
主な出演者:牧瀬里穂
1990年
キャッチフレーズ:「どうしてもあなたに会いたい夜があります」
主な出演者:RINA
1991年
キャッチフレーズ:「あなたが会いたい人も、きっとあなたに会いたい」
主な出演者:溝渕美保
1992年
キャッチフレーズ:「会えなかった時間を今夜取り戻したいのです」
主な出演者:吉本多香美(声吹替え:富田靖子)・山下達郎
2000年
キャッチフレーズ:「何世紀になっても会おうね」
主な出演者:星野真里・深津絵里・牧瀬里穂
いやぁ~、キャッチフレーズが胸に響きますね!
最後の作品が公開された2000年には、携帯電話の普及率は50%を超えていますので、会えなくても、いつでも気軽にコミュニケーションがとれるような時代へと変わりつつある頃でしょうか。
時代やテクノロジーの進歩とともに、「クリスマス・エキスプレス」という1つの時代も記憶に変わっていったのですね。
「クリスマス・イブ」を大切な人、恋人と過ごす時間という文化を創ってくれた「クリスマス・エキスプレス」。
そして、「クリスマス・イブ」の、きっと淡くも大切な思い出。
いつになっても「クリスマス」と聞いて、思い出すのは、特別な日のきっと一生の大切な宝物ではないでしょうか。
そんなことを思いながら。