
最近話題になることがある『つながらない権利』。
働き方改革の一環として注目されているワードの1つでしょうか。
今回はこの『つながらない権利』というものは、そもそも当然の権利であるということについて書いてみたいと思います。
★目次(もくじ)
つながらない権利 とは
誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
会社から休日を取り、休んでいるときに上司から確認の電話が来たり、メッセージが来たり。
このように休息中や休日であるにも関わらず、仕事に関係する連絡が来て対応を迫られた経験は少なからずあるのではないでしょうか。
しかし、休日に仕事の話や連絡が来てしまっては本当の休日とは言えないですよね。
そこでクローズアップされてきたものが、休日のときは仕事に関する確認や連絡をシャットアウトする『つながらない権利』というものになります。
休日に仕事関係の対応や連絡があるのは上司の責任
ではなぜこのような休日に仕事に関する連絡がくることになるのでしょうか。
最大の理由は、その上司が無能だからです。
団塊世代は自分たちの時代だけが利益を享受するための方策ばかりをしてきたことで、現代では少しずつ常識的な改善が行われているのですが、
この昭和の悪しき風習としては、
『仕事は盗め』とか
『上司に気に入られるためには何でもしろ』とか、
まぁ色々あったと思います。
その中には、
『自分の仕事は休みでも責任を持て』とか、
『休みでも仕事のことは忘れるな』など、
今では考えられないようなこともたくさん押し付けられてきました。
そして、令和になった現代でも団塊世代から悪しき教育や指導を受けた者がまだまだ会社の中でそれなりの地位についていたりします。
このような団塊世代シンパ上司は、当然に団塊世代の悪しき風習を受け継いでおり、自分で考えることよりも、絶対服従を強いられてきたため、自分自身で正誤判断や常識的な判断、考えという力を持ち合わせていません。
その結果として、今でも、
『自分の仕事は休みでも責任を持て』とか、
『休みでも仕事のことは忘れるな』など、
平気で発言したり、その状態を放置していることが続いているわけです。
また団塊世代の悪しき風習の1つとして、他人に仕事を教えず、属人化させるということもよく行われてきました。
自分だけができることをできる限り増やして、会社に必要な人材になるという極めて無能が考えつくようなものです。
これらが合わさった団塊世代シンパの無能な上司が、休日にも仕事させるようなことを平然としており、またその間違いに気づくことは永遠にありません。
そのため、今日もどこかで休日であるにも関わらず、仕事に関する確認や連絡を受けている人がいるわけです。
『つながらない権利』はそもそもあたりまえのもの
わざわざ『つながらない権利』というワードが誕生していますが、常識で考えてもこの『つながらない権利』はそもそもあたりまえのことです。
例えば、労働基準法では8時間労働の際には必ず1時間の休憩を設ける事を定めていますが、この休憩時間は完全に休息に充てないといけないとされています。
ですので、休憩中に仕事の電話対応をした場合などは、それは休憩とは言えないというわけです。
そして、労働基準法では法定休日や有給休暇などの休日が定めらています。
当然この休日に仕事に関する確認や対応をした場合には、それは休日とは言えないということは明らかです。
ですので、休日などで『つながらない権利』というのは、本来あたりまえのことであるわけです。
団塊世代が自分たちのために作ってきた悪しき時代の中で、このあたりまえのことが捻じ曲げられてきただけで、団塊世代がリタイアした現代に入ってやっと常識的な改善が進んできているものの1つと言える、
まさにそんな表現がぴったりな『つながらない権利』ではないかと思います。