
こんにちは。ウィッフィーです。
今日は、ほとんどの人が普段ぜんぜん気にしないもの、「マンホールのフタ」について書いてみたいと思います。
私は、普段昼食には、近くのごはん処にいつもお世話になっております。当然移動には道路を歩いていますが、
今日は気候も良くて、外を気持ちよく歩けていました。そして、本当に何も考えていなかったのですが、ふと下に目が行ったんですね。
そこでなんとなくマンホールのフタが視界に入りました。
その一瞬は、特に何も思わなかったのですが、なんとなくそのまま歩きながら次のマンホールを見たら、また全然違った別の物だったりしたわけで。
正直マンホールのフタって、当たり前のようにどれも同じだと思っていたのですが。
そのまま周辺を探してみたら、様々な種類のものがあって、これは一回調べたい!
ということで、書いていきます。
★目次(もくじ)
マンホールのフタ 種類
その時にざっと周辺を回っただけでも、下水道のほかに、上水道、NTT、電力会社、ガス会社等、地下に配管等を設置している、事業者の様々な種類が見られました。
改めて、様々な種類があることを知り、自分の知らない世界は意外と身近なところにも落ちているんだなと思いましたね。
偶然ではあれ、目を向けられたからこそ、新しい発見があった訳です。
・下水道

・ガス

・NTT

・防火水槽

など。など。
デザインも大きさもどれも異なっていて独特な模様が描かれていますね。特にマンホールの画一的な規格はないようですので、それぞれの事業者が自分たちの使いやすいように作って設置しているようです。
マンホールの歴史
次にマンホールの歴史について見ていきます。
まず、マンホールの語源ですが、単に、人(man)と穴(hole)組み合わせたものといわれています。
なぜ人と穴なのか。
それは、マンホールが地下に設置してある配管や配線のメンテンナンスなどで利用されるもので、そのための人が出入りする穴、ということころから、マン+ホール と呼ばれるようになったようです。
マンホールのフタについては、現在のようなマンホールのフタが誕生したのは明治17年ごろからといわれます。
当時は、現在の形状とは違い、四角で平たんなものだったのですが、使っているうちにへこんですき間が開いたり、騒音が出るようになったり、構造上の問題が発生することがありました。
また変形した四角のフタは、マンホールの中に落ちることもあったようです。
いや~、危ないですよね、あんなに重い鉄の塊が道路に出ていたり、マンホールの中に落ちたりして。
マンホールの穴がぽっかり空いていたりしたら、夜は気づかずに落下してしまいますよね。
このような問題を解決するために、昭和に入ってから形状が改善され、今のような、円状のカーブ式のものに変っていったようです。
また、マンホールのフタのデザインは各自治体や事業者等で自由に描かれるのですが、元々はただの滑り止めとして描かれるようになりました。単なる模様や凸凹無機質に並んでいただけのようなイメージでしょうね。
それも時代が進むにつれ、立体的な柄になったり、色付けなどが行われ、次第に絵画のようなきれいな柄や絵が描かれるようになっていったという歴史があります。
近年では、地元にちなんだ柄や絵が描かれることも多く、ハチ公デザインやご当地のゆるキャラデザインなどもあったりします。ここまでくるとちょっとした芸術品ですね。
普段マンホールを機にしたり、見たりすることがなかったので、現在のマンホールのフタには良い意味で本当に驚きました。
画がすごい!マンホールカード
聞いたこともないかも知れません。
今、「マンホールカード」と呼ばれるものがちょっと熱かったりします。
「マンホールカード」とは
GKPは、世界に誇れる文化物である日本のマンホール蓋を国民の皆様に楽しく伝えるとともに、下水道への理解・関心を深めていただくためのコミュニケーションツール「マンホールカード」を、全国の地方公共団体と一緒に発行しています。
路上を飾るご当地ものとして、マンホール蓋が市民の関心を集める中、マンホールカードは今まで下水道を気に留めていなかった方には関心の入り口として、既にマンホール蓋に関心を寄せていただいている方には、蓋の先にある下水道の大切さをより深く理解していただくことを目的に誕生しました。
引用元:下水道広報プラットフォーム(http://www.gk-p.jp/activity/mc/)
上記のGKPのページにたくさんのマンホールカードのうち一部が紹介されていますので、気になる方はぜひ見てください。
かわいい傘をさしたキティちゃんとか、戦艦大和とか、時計台などのマンホールのフタを紹介した「マンホールカード」など見たら、絶対欲しくなります!
裏にはデザインの説明や由来などが説明されていて、ご当地のことをよく知るきっかけにもなり勉強にもなりますよね。
ちなみに、東京のマンホールカードは桜のソメイヨシノ、イチョウの葉、東京都の都鳥のゆりかもめが描かれています。
下から見れます。(外部リンクに飛びます)
東京都下水道局 見学者にマンホールカード配布中です!!(見学予約は1週間前まで)
とても美しいですよね。文京区にあるらしいので、ぜひ実物を見つけてみたいと思います!フタの中のゆりかもめは見つけられませんでした・・・
マンホールカードは、全国の地方自治体で定期的に配布されますので、興味のある方は、ご当地名で検索してみてくださいね。
絵画を見るような感覚で、皆さんの町でも、ときに道に埋まっているマンホールのフタを
眺めてみるものいかがでしょうか。
今回はこんなお話でした。