
前回の記事で、引っ越しのときには一括見積もりサービスの利用をおすすめしました。
★【引っ越し】便利な一括見積もりサービス 良い点と注意点【メリット】★

おそらく多くの人は、何となく、あらかじめ〇〇引越社か▲引越センターが安ければそこで依頼ができればいいな、などと思いながら、
一括見積もりサービスから見積もりを取ったうえで、良さそうな業者とそのまま交渉をしていく流れが多いと思います。
しかし実はそれだけでは、なかなか業者側の最安料金を引き出すこともまた難しいのも現実です。
そこで今回は、実際に私が行っている、狙った業者の最安料金を引き出す方法を書いていきたいと思います。
まさに、引っ越し見積もりの攻略法と言えるものだと思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
★目次(もくじ)
引っ越し作業の料金は柔軟に決定される
これは業界に詳しい人なら知っていると思いますが、どの業者も引っ越し料金をあらかじめ明確に定めているところはありません。
交渉次第で担当の営業が見積もりから多少値下げを提案してきたり、「今決めてくれるなら〇万円でやります!」などということもよく行われていますよね。
このように、使用するトラックの大きさと荷物の量でおよその料金の範囲は決まっていますが、あくまで下限があるというだけで上限はありません。
ですから、絶対に気をつけたいこととして、最初に出された見積もりの料金で決めてしまうことは避けることが望ましいです。
引っ越し料金は業者からの言い値の提示から始まりますので、いきなりそこで決めてしまうと、最高料金での引っ越しになってしまいますからね。
業者はあらかじめ、人を見ながらであったり、値引き対応できる幅をもたせた料金を提示してくるので、それには容易にのらないようにしましょう。
ただし、アップル引越しセンターなどの一部の業者では、見積もりの駆け引き自体が無駄と考え、最初から最安価格を提示してくれるところもあります。
実際に業者の方針や営業担当者と話をしてみて、そのあたりをしっかり見抜いていくことも大切ですね。
現在の引越し業者はかなり強気
一昔前までは、引っ越し業者間の競争が激しく、どの業者も契約を取るために多少の無理な値引き合戦なども行っていました。
しかし近年では、宅配便の値上げなどのニュースで知っている人もいると思いますが、運送業界で働く人の待遇改善が進み、引っ越し業者は人材不足になっています。
また、一昔前の引っ越し業者間の競争時に、多くの業者が生き残れずに消えていき、引っ越しの需要と供給のバランスにも影響を与えました。
それまでは、供給過多であったのが、現在では需要過多に傾き、今残っている業者はその受け皿となって業績が伸び続けています。
このような事情があって、現在引っ越し業者は契約を取りに来るときもかなり強気です。
ですので、簡単には最安料金を提示してこないことも多いです。
狙った業者で最安料金を引き出す方法
現在引っ越し業者は強気です。特に大手はかなり強気です。
しかし、最安料金の提示を引き出す方法はまだありますので、ここではその方法について書いていきます。
流れとしては、
一括見積もりサービスで見積もりを取る
↓
自分が狙っている(希望する)業者の公式HPから申し込む
↓
一括見積もりで取った、その希望業者の提示価格や、その他の業者の相場感などから料金や条件等の交渉
↓
満足できれば契約する
or
満足できる条件が出てこない場合は、最後に「この電話で決めようと思っているので今回の最安料金を教えて欲しい。また最安になる条件(日時、時間、プラン)があれば教えてほしい」と聞いてみて、出てきた条件で判断する
という感じです。
まず、一括見積もりサービスを使って、一回で複数の業者の見積もりを取り、今回の引っ越しの費用感を把握します。
そして、自分が狙っている業者の公式HPから改めて見積もりを申し込みます。
改めて公式HPから申し込む理由としては、業者の中には公式HPから申し込む人に対し、独自の割引キャンペーンをやっていたり、本気で引っ越しを考えている申込者と判断されやすく、交渉対応がスームズに行きやすいなどのメリットがあるからです。
その後、業者から連絡がありますので、先に手に入れていた見積もりから把握した情報をもとに納得できるまで交渉します。
交渉しても納得できる条件が出てこないときは、ほぼその業者をあきらめることになると思いますが、最後にダメもとで、「この電話で決めようと思っているので今回の最安料金を教えて欲しい。また最安になる条件(日時、時間、プラン)があれば教えてほしい」と一応聞いてみましょう。
稀に、「上司に確認します」と言って、確認後に料金がさらに下がるときや、「●日だったら予定が少ないのでもう少し安くできます」などと提示されるときがあります。
ここまでやれば、だいたいその業者の最安料金の提示を受けるところまで行けると思います。
おすすめの一括見積もりサービスはこちらですね。
★引っ越し侍★
一括見積もりサービスの中で一番有名なところではないでしょうか。私も毎回利用させてもらっています。大手4社(さかい、アート、アーク、アリさんマーク)も見積もり業者に入っていますので安心ですね。
★LIFULL★
こちらのサイトも有名ですね。大手物件紹介サイト系列の会社ですので、引っ越しに関する情報も多くサイトの情報が出ています。こちらも大手4社は入っていますので安心して見積もりも取れますね。

ただし、繁忙期(2月~4月上旬)はめちゃくちゃ強気ですので、値引き交渉自体全く不可ということは覚えておいたほうが良いと思います。交渉自体まずできないと思いますね。
また、営業担当からの、これ以上は値下げできないというサインは簡単です。
それは、「これ以上は、難しいのでお断りすることになります」的な一言が出たときです。
経験上「それでしたら他社さんの方が安いですね・・・」とか「これ以上はもう限界なので、代わりに景品を付けます」などもそうだと思いますね。
これ以上は受けられないという意味の文言が出たら、そこがその業者の最安料金ということになります。
特に荷物量が多かったり、ファミリーの引っ越しの見積もりは業者によって、かなり料金差が出やすいので、この最安料金を引き出す方法はかなり有効だと思いますね。
大手も中小規模業者もそれぞれ良さがある
結局引っ越しを依頼する業者は、当然大手の方が良いと何となく思ってしまうところはあると思います。長年の業界での実績と信用がありますから安心しやすいですよね。
しかし、最近の中小規模の業者も作業の質という面では、大手に引けを取らなくなってきていると感じています。
結局、引っ越しの良し悪しを決定づけるのは、その時の作業担当者の印象だけで、これは運でもありますよね。
私の中では、4人以上のファミリーの引っ越しであれば大手の業者の方が経験があって得意だと思いますし、2人以下の引っ越しでしたら中小規模業者の利用が良いと思います。
また、大手の業者は全国の引っ越しに利用できますが、中小規模の業者は首都圏や大都市に特化しているところもあったりします。
特に、首都圏で大手の引越社を希望していたが、条件などが合わず大手以外で探すのでしたら、『アップル引越しセンター』はオススメだと思いますね。
口コミこそまだまだ少ないですが、見積もりも早く料金もかなり抑えられています。実際の引越し作業も悪いイメージはほとんど聞いたことがありません。
私の最近ここ数回の引越しパターンも、過去に悪いイメージがなかった、『アート引越しセンター』、『さかい引越社』、『アップル引越しセンター』の中から狙い、他社の見積もりの情報から交渉し条件次第で決めていますね。
以上、ご参考になれば幸いです。