
高齢者の踏み間違え事故とあおり運転については常に定期的にニュースになるのが当たり前のように感じるこの頃です。
私は運転歴が長い方ですが、あおり運転については今に始まったことではなくドライブレコーダーなどの普及により顕在化してきただけにすぎないと考えています。
そしてこのようなあおり運転がなくならない1つの要因として、車社会であり、普通免許が誰でも簡単に取得できる国の方針にも責任があると考えており、
今回はこのあたりのことを書いていきたいと思います。
★目次(もくじ)
車社会である日本
これは誰もが認めるところであると思います。
日本のどこに行っても多くの車が走っていますし、トヨタのお膝もとである愛知県ではまさに車が走るための道路整備がされています。
例えば、車道は広いが歩道が狭いとかなかったりなどはよく見かける光景です。
また、何とトヨタの工場への出入り口専用のインターチェンジまで作られているような現状であり、日本が車社会であるということに違和感はないと思います。
あおり運転がなくならないのは、普通免許が誰でも取得できるというのも一因
あおり運転をするような人物評は以下で考察しておりますので参考にしていただければと思ますが、

はっきり言って、あおり運転をするような人は思考力が弱く、自己中心的なことが多いはずです。
そしてこのような思考力が弱く、自己中心的な人であっても誰でも普通免許が取得できてしまう現状は良いことではないと思います。
車社会を背景にして、この誰でも普通免許を取得できる現状は、間違いなくあおり運転を増長する結果に繋がっているはずです。
普通免許にライセンス制を導入する
誰でも普通免許が取得できる現状が、あおり運転をするような人にも免許を与えてしまっていることについて、ではどのようにしたら良いのか考えてみます。
それは、ずばりライセンス制の導入です。
普通免許にも、その人の運転技術や違反実績によってAからCランクぐらいまでを設定し、例えば
Aランク:現状の普通免許と同様にどんなところ、どんな車も運転できる。
Bランク:排気量の多い車は運転不可。原付等の運転も不可。
Cランク:Bランクの内容に加え、高速道路での運転は不可。また厳しい適性検査義務
などとすれば、あおり運転や高速道路での事故の減少は見込めるのではないかと考えるところです。
ただ、車社会である日本がこのような車の販売に悪影響を与えるような検討をするとは到底思えないところもありますので、
現状のように、あおり運手の多発やその他運転未熟者の事故(不注意事故や高速道路での事故)が減少しない要因の1つには、やはり国の責任があるとも言えるのではないかと思うところです。
また、普通免許の試験の際に、人間性診断なども導入し、人として一般常識や協調性に著しくかけるような人には免許を取得させないというようなこともあっても良いと思います。
あおり運転が原因で死亡事故を起こしてしまった人などもおりますが、事故に巻き込まれた人は帰ってはきません。
しかし、一方であおり運転などで事故を起こさせた方は、一時の罪の償いと話題が過ぎ去れば、またのうのうと生活に復帰する現状についても、まったくもっておかしいことだと疑問を持たざるを得ないところです。
車社会である日本国内において、車の販売(車メーカーの優遇)を優先させるがあまりに、普通免許を誰でも取れるものにしたために、多くの悲惨な事故が起きている一因になっているという現状と、それを改めてこなかった国の責任は重いものがあると感じるわけです。