セルフ形式のコーヒーショップに入ったときに、注文する前に席を確保しておくかどうかについて今までに迷ったことがある人も多いと思います。
セルフ形式でないカフェであれば、入店すると席に案内され、注文をするという流れがありますが、実際セルフ形式のコーヒーショップではどのように考えれば良いのでしょうか。
そこで今回は、セルフ形式のコーヒーショップに入った際、席の確保は注文の前か後かについて書いていきます。
★目次(もくじ)
席の確保は、注文より先が妥当で自然
最初から結論となりますが、セルフ形式のコーヒーショップに入った際は、注文より先に席を確保することが妥当だと考えるのが自然です。
一番の理由として、テイクアウト専門などを除き、どの飲食店に入ったときでも同じですが、フードやドリンクを注文してから席を確保するというルールが存在するところはあまりありません。
あるとすれば、ラーメン店などでよく見る食券制の店舗などが考えられますが、食券を買う前には、席が空いてるかを必ず確認すると思いますので、実質的にこちらのケースも先に席を確保しているものと同様に考えても良いと思います。
また、丸亀製麺のようなところもありますが、こちらも注文より先に席の確認(時にピーク時)を推奨していますよね。
このような理由で、注文より先に席を確保するということは自然であると考えて問題ないと思います。
注文より先に席を確保しなければいけない理由
セルフ形式のコーヒーショップでは、入店したらまず席の確保をするというのは、妥当で自然な流れではありました。
しかし、実は注文するより先に席を確保しておかなければいけない理由もあります。
それは、このようなショップでは商品の販売までで契約が完了しているからです。
例えば、焼肉店で
「今日はロースター(肉を焼くところ)が調子悪いので、焼かないと食べられないけど、生肉だけの提供になります」って言われたら、
「はい。わかりました。それでいいです。」とはならず、お断りしますよね。
これは、焼肉店側と客の契約内容に『肉を食べる(肉の焼ける席を確保・提供し、飲食してもらう)』までが当然含まれているからであり、
店舗側の責任として、
『焼かなければ食べられない生肉だけを提供』して、それ以降は対応しませんとは言えないですし、
客側も、
肉を食べに来ているのに『焼かなければ食べられない生肉だけ提供』されても意味がないですから、それならお断りします、と言えるわけです。
しかし、セルフ形式のコーヒーショップは少し違います。
セルフ形式のコーヒーショップでは、正常な商品の販売・提供のみが店側の責任であり、それ以外の、例えば個々の客の席を確保・提供までの責任は負っていないと考えられます。
ですから、客が店内でコーヒーを飲むつもりで、セルフ形式のコーヒーショップに入店し、注文会計後出来上がった商品を受け取ったが、座る席がなかったとしても、店舗側では何も対応する義務はないと考えているわけです。
一言でいえば、座って飲む場所自体は用意しているけど、その使用は客側の責任で自由にしてください。ということでしょうか。
ということですから、席の確保については、
実は一般的な飲食店よりも、セルフ形式のコーヒーショップの方が厳しい考え方
となっています。
このような理由で、セルフ形式のコーヒーショップでの席の確保については、客側の責任で行うべきことであり、そのために注文より先に席を確保する必要があると考えられるわけです。
スタバ・ドトールなど、チェーン店では明確なルールはない
このように、セルフ形式のコーヒーショップでは注文前に席の確保は自然であり、必要なことですが、実際チェーン店のルールはどうなっているのでしょうか。
少なくても、私が実際に行ったことがある、
都内のスタバ、ドトール、ベローチェ、タリーズ、カフェドクリエ、サンマルクなどのチェーン店では、注文より先に席を確保しても何か指摘されるようなことはありませんでした。
また逆に、満席状態に近い場合などは、入店直後に「先に席をお取りください」などと店員から声を掛けられるケースも度々ありました。
ですので、店側としても特に決めたルールは存在しておらず、やはり注文より先に席を確保することについては特に問題ないと考えられます。
注文より先に席を確保するときの注意点!
これについては1つだけです。席確保のため、衣服やカバンなど置くことは多いと思いますが、その盗難ですね。
注文をするため一旦席を離れてカウンターに行きますので、視界に入る席であればまだ良いですが、別フロアであったり、死角であるときには注意したいところです。
上でも書いているように、商品販売以外の責任を店舗側では負わないことが多いと思いますので、店舗内だからと安心はしないほうが良さそうです。
なお当然ながら、注文前に席を確保しなければいけないということではありませんので、ケースバイケースで柔軟に考えていただけると幸いですね。
それでは~。