【Twitter】知っておくべき!リツイートしただけで裁判に!?著作権侵害となる理由【著作権】

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今年に入ってから、Twitterで写真を無断使用していた人に対し訴訟が起こされ、裁判所が発信者情報の開示を認める判断が2件ありました。

 

そして、何も知らずにその無断使用者の投稿をリツイートした人の発信者情報の開示も認められています。

 

これらの情報開示が行われると、アカウントに紐づく個人に関する情報が開示されるので、次は当該個人に対し追及がなされていくものと考えられ、とても面倒なことに巻き込まれるものと思います。

 

Twitterの利用によって、このようなことに巻き込まれないようにすることは非常に重要ですし、読んでくれる皆さんにも有益なはずなので、今回はこの事例について書いてみようと思います。

 

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「発信者情報開示」請求とは

簡単にいきます!「発信者情報開示」請求とは、プロバイダやウェブサイト運営者などに対して、このアカウントに関する情報を開示しろ!と請求することです。

 

外から閲覧しているだけでは、そのアカウントの持ち主に関する情報はわかりませんよね。ですから、このような請求をします。

 

なぜ、このように裁判所に訴えるのかという理由ですが、プロバイダなどは、法律などにより通信の秘密を守る義務があったり、個人情報の保護が課されています。

 

またこれらに併せて表現の自由などを守るという観点から、普通に発信者情報開示請求をしてもまず応じることがありませんので、裁判所に訴え強制力を得るのが通例になっています。

 

このように、任意または強制力を持ってアカウント等の情報開示を請求することを「発信者情報開示請求」といいます。

 

また、実際に訴訟を起こすときに相手方の住所なども必要なので、ここまでくるとそこまで見越しての可能性もかなり高くなります。

 

一言でいえば、かなり本気でやる気ということがわかります。

 

「著作者人格権」とは

毎度おなじみ「著作権」の権利には、「著作者人格権」と言われるものがあったりします。簡単に説明すると以下の3つ+1つです。

 

その前に著作権とは?著作物とは?という方は以下を参考にどうぞー。

 

★~著作権とは?などやさしく解説しています~★

ブログ初心者がついでに読んでおきたい、「著作権」のことやさしく解説します! ~著作権とは? 著作権の侵害可能性のある行為例~

 

 

公表権

自分の著作物を公表するかしないか。公表はいつするかなどを決めることができるというものです。

 

氏名表示権

自分の著作物を公表する際に、著作者の名前を表示するかしないか。またどのような表示にするかを決めることができるというものです。

 

同一性保持権

自分の著作物の内容を勝手に改変などをさせないというものです。

 

ともう1つ仲間があって

名誉声望保持権

著作者の名誉を害すると思われる方法で著作物を利用させないというものです。

 

著作者にはこれらの権利が認められています。著作者とは、著作物を創作した人(法人)のことです。

 

著作者にはこのような権利が認められていて、これらの権利は他人に譲ったりはできませんし、著作者(法人除く)が既にこの世に存在していなくても有効とされています。

 

それでは、ここまで説明したところで実際にどのような内容で発信者情報開示請求が認められたのかを見ていきます。

 

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アイコンに写真を無断使用した場合

これは、自分のTwitterのアイコンに他人の写真を無断使用していたところ、著作者の写真家から発信者情報開示請求がなされ、認められたというものです。

 

そもそも無断使用の時点で著作権侵害の可能性が高いですよね。

 

そして、ここで争われたのは「著作者人格権」の「同一性保持権」の侵害にあたるかというところで、とりあえず画像の自動トリミングが「同一性保持権」を侵害しているというと判断されたようです(仮処分なので)。

 

この判断ですが、実は今後に大きな影響を与えかねない大きなポイントが隠されています。

 

ご存知の通り、Twitterのアイコンって四角い画像でUPしても、勝手に丸くトリミングされますよね。

 

これが著作者人格権の侵害になるということは、そのような自動でトリミングされる仕様のものは、同じものと判断される可能性があるということです。

 

あえてわざわざ書きませんが、皆さんの使っているサービスで、UPした画像が自動で加工され表示される仕様のものすべてが同じという可能性があることになります。

 

だた、そもそも写真の無断使用(著作権侵害)をしなければ何か問題になる話ではないですが。

 

写真を無断使用して、自動トリミングされたら著作権侵害であることが明確となったというところですね。

 

ツイートなどで写真を無断投稿した場合

プロフィールやツイートで写真を無断使用したら、それは著作権(公衆送信権)侵害は明らかである。とされたものです。これは当然ですね。

 

写真を無断使用した投稿などをリツイートした場合

これは、前記の”プロフィールやツイートで無断使用した写真をUP”した人のツイート(画像使用が著作権侵害行為となっている部分を含む)などをリツイートしたケースとなります。

 

判例を確認してみると、このように画像使用が著作権侵害行為となっている記事やプロフィール(タイムライン)などをリツイートした人は、

 

その無断使用された著作者の著作者人格権(同一性保持権)を侵害するという判断になっています。

 

ちょっとややこしい感じなので、簡単に言ってみると、

 

誰かが無断使用した写真を記事でUPしていて、それが無断使用されていると知らずにリツイートしたら、

はい、お前も著作権侵害だから、個人的な情報の開示を認めるけど悪く思うなよ(裁判所)

 

ということです。

 

これって地味にやばくないですか?

 

ていうのが、今回一番言いたいところだったりします。

 

そして、ここで発信者情報開示請求をしていた人は、その写真の削除要請をTwitterに行い削除されていた後に、さらに裁判を起こしたという行動力のある人でした。

 

ここも簡単に説明すると、

 

知らずに著作権侵害してた奴の投稿をリツイートしちゃったけど、指摘されて削除されたようだから許してーな。

は!?何言ってんの、削除の次は損害賠償請求するから待ってろ(著作者)

 

って、こんなことにまでなるってことです。

 

このニュースの記事へのコメントの中に「まず警告じゃないの?」とか「どれぐらい知っていたかも影響するよね」というものを見ましたが、

 

全く関係ないです。

 

著作者(著作権者)が最初にどのような手段を取るのかは完全に任意なので、いきなり裁判が起こされることも当然ありますし、削除に応じたからといって終わるとも限りません。

 

あくまで、社会の通例として、まず削除警告があって、応じなければ裁判という流れになることが多いというだけなので。

 

また、どれぐらい知っていたかなどは今回の判断には影響していません。

 

以上、ここまでで3つの例を見てきましたが、これら3つの判断はまだ確定はしていませんので(現状そう判断がなされている状態)、この先判断が変わる可能性はあります。続報があればまた更新していきます。

 

 

 

これらから考える注意すべきこと

これらの判断から、特に注意しておきたいことは、Twitterに限ったことではないというところだと思います。

 

あくまで、その投稿元の画像使用が著作権侵害行為となっていることを前提とはしますが、同じように自分がフォローなどすることで、画像が自動で加工され表示される仕様のものは要注意です。

 

今のところ、疑わしい画像やアイコンを使用している人の投稿はリツイートしない事が一番安全で、唯一の回避策になるでしょう。

 

怪しい人のリツイートは控えることをおすすめしておきます。

 

発信者情報開示請求のその後

万が一でも巻き込まれたくない裁判ですが、やはり発信者情報開示請求が認められた後のことは気になりますよね。

 

もし巻き込まれてしまったらどうなるのかを一般的な内容を元に書いておきます。

 

まず発信者情報開示請求が認められると、不法行為をしているアカウントに紐づく情報が開示されます。

・氏名
・住所
・電子メールアドレス
・IPアドレス
・使用端末情報(SIMカード識別番号)
・使用回線、プロバイダー

などの内、すべてまたは一部です。

 

著作者はこの情報をもとに、削除警告や裁判所に損害賠償請求の訴えを起こしたりしていきます。

 

先ほども書きましたが、著作者は、単に削除しろ!と警告したり、いきなり裁判を起こして損害賠償請求や削除を求めることも自由ですので、実際はケースごとで変わります。

 

ですので、確実なことは言えません。

 

もし仮に裁判を起こされたら逃げられないし、無視したり出席しなければ相手の主張が認められてしまうのでこんな面倒なことはありません。

 

だからこそ、トラブルに巻き込まれないように知って、注意することが必要になりますよね。

 

 

まとめ

今回の件で、

アイコンや投稿記事で、無断使用の写真(著作物である前提)を使用していた場合、それが加工(自動加工含む)されていれば、それのみで著作権侵害と明確に言えるようになりました。

 

また、他人がそういう行為をしていた場合に、その侵害行為が存在する投稿等をリツイートしていれば、自身も著作権侵害行為をしたものとして判断される可能性も高いことがわかりました。

 

これは、逆にして考えると、自身がそういう行為をしていた場合に、リツイートしてくれた他人を巻き込む可能性があるということにもなります。

 

どのサービスもそうですが、不法行為や他人の権利を侵害する行為は処分の対象になると思いますので、このような行為によって自身や他人のアカウントが停止や削除されることにも繋がりかねません。

 

このように、Twitterやそれに似た仕様をもっているサービスには、今後知らないうちに著作権侵害行為や裁判などのトラブルに巻き込まれることがあり得ます。

 

そんなことにならないよう、今回の記事が参考になれば幸いです。

 

それではー。