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意外!? 食中毒の多い時期、季節は? 食中毒菌と食中毒を防ぐためには【主婦の知識】

 

近年食中毒の件数自体は減少傾向にありますが、一度でも経験すると本当に大変なものですよね。

 

私は衛生管理の厳しい飲食店の店長経験もありますので、食中毒の怖さはよくわかっている方だと思います。

 

今回は、そんな食中毒が実は意外な時期、季節に多いことや家庭などでできる対策などについて書いてみます。

 

食中毒が多い時期は6月と10月 季節は初夏・初秋

一般的に食中毒が多い時期はいつごろかと聞かれると、真夏ではないかと感じるものです。

 

しかし、実際に一番多いのは6月と10月、季節でいえば初夏と初秋となっています。これは突発的に冬場に流行することがあるノロウィルス関係は除いたものです。

 

いかがですか?

私も最初に知ったときには意外だなと感じた記憶があります。

 

この時期になると保健所などは毎年リーフレットを配ったりして注意を促し、飲食店などでは食材の管理チェックをさらに厳しくすることが多くなります。

 

ですので家庭でも同様で、この時期には、第一に食材自体の管理に注意をすることが重要だと思います。

 

一番危険な言葉は『常温放置』です。この時期の『常温放置』は絶対に避けましょう。

 

この時期・季節に食中毒が多い理由

多くの方がすぐにわかると思いますが、この時期に食中毒が多くなる理由としては、まず菌が繁殖しやすい気温と湿度などの条件が揃いやすいことがあります。ですので、飲食店などでは梅雨の時期や秋は特に食材管理を厳重にしていきます。

 

そして、もう一つの理由が人の油断です。

 

暑い真夏には、自然に誰もが食材の管理には注意しますし、飲み物なども冷やして飲むと思います。しかし、梅雨の時期や涼しくなってくる秋に入ると湿度が高いにもかかわらず、気温が高くないので、つい食材の管理について油断をしてしまうわけですね。

 

主な食中毒菌と殺菌方法

食中毒のほとんどの原因菌は、誰もが一度は聞いたことがあるような菌ばかりです。ここではその主な菌と殺菌方法を見ていきましょう。

 

サルモネラ菌

特徴 少量の菌数でも発症することがある
原因食品 食肉や卵、ペットからも
症状 主に腹痛、水様性下痢、発熱
予防・殺菌方法 十分な加熱

 

下痢原性大腸菌(腸管出血性大腸菌(O157、O111など))

特徴 「ベロ毒素」という強力な毒素を作りだす
原因食品 あらゆる食材・食品から
症状 主に腹痛、下痢、発熱、おう吐、頭痛
予防・殺菌方法 十分な加熱

 

腸炎ビブリオ

特徴 魚介類に付着
原因食品 魚や貝などの海産物
症状 主に激しい腹痛、下痢など
予防・殺菌方法 真水の流水での洗浄・十分な加熱

 

カンピロバクター

特徴 鶏や牛などの腸内などに住む細菌・少量で発症の可能性
原因食品 食肉、飲料水、サラダなど
症状 主に腹痛、下痢、発熱
予防・殺菌方法 十分な加熱

 

ウェルシュ菌

特徴 集団発生を引き起こす食中毒菌
原因食品 肉類、魚介類、野菜やこれらの煮物など
症状 主に腹痛、下痢
予防・殺菌方法 熱に強く、嫌気性菌で酸素があるところでは発芽できない

 

黄色ブドウ球菌

特徴 健康な人にも常在する細菌
原因食品 おにぎりによる食中毒が多く発生
症状 主にはき気、おう吐、腹痛
予防・殺菌方法 菌自体は熱に弱いが、毒素は熱に強い。

 

ボツリヌス菌

特徴 死亡率が30%以上といわれる恐ろしい食中毒菌
原因食品 酸素のない状態になっている食品
症状 主に神経症状
予防・殺菌方法 120℃で4分以上の加熱

 

ノロウイルス

特徴 11月から3月の冬場に多く発生する食中毒
原因食品 カキや二枚貝に多いとされている
症状 主におう吐と下痢
予防・殺菌方法 十分な加熱

 

家庭でできる食中毒の予防

上記で見てきた通り、菌には多くの種類があり、また身近に存在してるものや加熱しても消滅しないものなど殺菌での対応には限界があります。

 

ですので食中毒を予防する上で一番重要と言われているのが、この『食中毒予防の3原則』というものです。

 

1.清潔(菌を付けない)

・調理や食事の際、異なる食材を調理するときはその都度手をよく洗いましょう。

・包丁やまな板などの調理器具は洗剤を使用してよく洗い、清潔にしましょう。(魚、貝類や肉を切る用とそれ以外を調理する用の包丁とまな板に分けると良いです)

 

2.迅速(菌を増やさない)

・魚や肉は調理する直前まで冷蔵庫に保管し、魚や貝類は流水で洗ってから調理しましょう。

・食品は新鮮なうちに調理し、料理は作ったらすぐに食べるようにしましょう。調理済みの食品や弁当なども、買ったらすぐに食べましょう。

 

3.加熱または冷却(殺菌)

・調理に当たっては、材料の中心部まで熱が通るよう十分に加熱しましょう。

・挽き肉や卵を使用した料理は生焼けや半熟に注意し、肉の生食は避けましょう。

・料理や材料は速やかに冷蔵庫に保管しましょう。

・冷蔵庫の開閉は最小限、食材の詰め込みに注意して庫内温度を保ちましょう。

・少しでも怪しいと思ったら、食べずに捨てましょう。

 

今すぐに家庭でもできることばかりですから、食中毒をしっかり予防していきましょう。

 

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