法律小話

お釣りが多い! すぐに返却したほうが良い理由。どんな罪になるの?

 

買い物したときに店員が間違ってお釣りを多く渡してきた場合、気づきながらも黙ってもらってしまったらどうなるのでしょうか。

 

昨今のスーパーやコンビニは、レジでお金をセットすると自動で会計され、お釣りが出てくるところも増えてきていますが、まだまだレジスターで計算し、お金を出し入れしているところは多いと思います。

 

このようなタイプは、計算だけレジが行い、お金のやり取りは手動で店員が行いますから、やはりお釣りを間違ってしまうことはおそらくそれなりにありますよね。

 

今日はそんなときに、どう考え、どうしたら良いのかというお話です。

 

もしその場で気づいた場合、返却しないと詐欺!

 

会計時に、店員からお釣りを受け取った際、その場で多いことに気づいた場合には、その分を返却しないと詐欺行為になってしまいます。

 

詐欺の成立には、その行為を行った者が欺いて利得(利益)を得ようとした意志の存在が必要ですが、

 

お釣りを受け取ったときに、多いことに気づいたにもかかわらず、返却しないというのは、黙っていれば、お金が手に入るという意思の表れですから、この場合、言い訳できることはないですよね。

 

ただ、実生活では、事前に気がついていたのかとか、お釣り=少額のケースも多いので、店舗も詳しく調べたりせずに、逮捕されるケースは多くはないものと思います。

 

実際に、逮捕されるケースとして想定できそうなものは、例えば、

 

お釣りに1万円札や5千円札が複数が含まれている場合

や、

店員が目の前でお釣りを数えながら何円ですと、確認をしっかりした上で渡されたケース

などであれば、あなた知っていましたよね? ということができそうでしょうか。

 

日本の最高額紙幣は1万円ですので、お釣りで1万円札をもらったり、5千円を2枚以上もらうケースはあり得ないですからね。

 

このように、あり得ない状況があって、確認もしっかりなされていたはずなのに、何も言わないということは、知っていたにもかかわらず、あえて黙認してお金を自分のものにしようとした。

 

ということは、十分推定できると考えられますね。

 

あとはSNSなどで、

お釣り多かったけどもらっちゃったラッキー!

などと投稿し、犯罪自慢でもした日には、お店が被害届出をすれば、警察は動くでしょうね。

 

ということで、お釣りを多くもらってしまったからと言って、実際に警察に逮捕までされるケースは多くないと想いますが、

 

お釣りが多いことを知っていて、返却しなかった問いうのは犯罪行為ではありますから、どのように考えるのかは、それぞれの良心の範疇といったところでしょうかね。

 

後で気づいたが、返却しなかった場合は横領!

 

このケースもありえますよね。

 

お釣りをもらってそのまま財布にしまい、次にお金をつかう機会に財布を見たときに、あれなんか多いな、と気づいたりすること。

 

または、レジでお釣りをもらい忘れたと勘違いし、再度お釣りをもらって帰ってきたが、それ自体が勘違いだった場合に、めんどくさいなど思い返却しなかった、

 

などのケース考えられますよね。

 

このような場合に、そのまま返却せずにいると横領行為になってしまいます。

 

ただ、こちらも実生活では、故意であったり、悪質なものでなければ、逮捕されるケースは多くはないものと思います。

 

本当に気づかなかった場合は犯罪とは言えない・・

 

では、確認しなかった、本当に気づかなかったという場合はどうかというと、本人がわかっていないわけですから、詐欺でもなく、他人の物を自分のものにしようとも思っていないわけですから、犯罪行為とは言えなくなります。

 

ただし、例えばお店が防犯カメラの映像などを証拠として、被害届出をする可能性もないことはないので、

 

その映像等を元に警察が犯罪の可能性があると判断すれば、捜査をすることも考えられなくはないと思います。

 

ですので、やはり気づいた時点で正直に申し出て返却することが安全だと思いますね。

 

どんな状況でもお釣りを多くもらった場合、状況により犯罪性の有無は変りますが、不正に利益を得ている事実はかわりませんので、返却する義務はずっと残ります(消滅時効まで)。

 

たかがお釣りの間違いといっても、対応を間違えて思わぬトラブルや犯罪に巻き込まれる可能性は潜んでいますので、十分ご注意を!

 

それでは~。

 

ABOUT ME
ウィッフィー
店舗経営、WEBディレクター、人事、法務などの経験がある現役サラリーマン。フリーな日々を夢見てブログを書きつづける日々。今を生きる愛知県出身、かに座、O型。
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