
財布や何らかの落し物って、普段の生活の中でもときどき見ますよね。
このようなものを私が見つけたときは、近くに店員などがいるようでしたら、触らずに落ちていることを告げるだけにしますし、近くに誰もいなければ、冷淡なようですが触らず無視します。
ATMでも財布やお金が忘れられて、置かれたままになっていることってまれにありますよね。この場合もやっぱり一切触らずに、インターフォンなどから連絡するだけにとどめますね。
私に共通することは「触わらないこと」です。
これはひとことで言えば、絶対にトラブルに巻き込まれたくないという重要な理由があります。
ちなみに、ATMで忘れられている財布やお金を持ち帰ると、まず間違いなく警察に逮捕されますからね。
今回は、落ちている財布やATMで忘れられた財布やお金を拾ったり、持ってしまった場合の義務と、私がなぜこのようなものを見つけても一切触れないのかについて書いていきたいと思います。
★目次(もくじ)
「落ちている財布」を拾うと届け出る義務が発生する!
まず、落ちている財布を拾ってしまった場合ですが、
もし落ちている財布を見つけたときに、とっさに拾ってしまった場合にはその瞬間に、すぐに警察に届け出るか、その持ち主に返す義務が発生してしまいます。
拾ってしまったばかりに、届け出ることが義務になり、届け出ないと自分のものにしてしまったと判断され、犯罪になったり、意図せぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
また、現代では拾った財布を正直に届け出ても、少しでも不合理な点(例えば拾ってから届け出に時間がかかっている場合など)があると、警察から本当は盗んだのではないかと疑われたり、
無事本人に返されても、勘違いなどで入っていた金額が違うなどと言われ、後日犯罪者のように扱われたりと、まるで漫画の世界のような言いがかりレベルのトラブルも聞くことがあります。
結局、落ちている財布を拾ったばかりに、このようなことに巻き込まれてしまうわけですね。
また、仮にこれが、落ちている財布ではなく、ATMでなどで置き忘れた財布だったりしたら窃盗罪も絡んできます。人のものを盗んだことになるわけですね。
このようなことに巻き込まれたら大変ですよね。
ですので、冷淡なようですが、私はもし落ちている財布を見つけても、どこかの施設であれば施設の関係者に報告するだけにし、
またそうでないなら、すぐに警察に届けられる場合を除き、やはり無視することにしているわけです。
これが唯一の安全策でははないのかと思いますね。
「拾った財布」は届け出なければ犯罪になります!
しかし、やっぱりほっとけないと、とっさに拾ってしまった場合にはどうなるのでしょうか。
この場合には、少しでも早く必ず警察に届け出ましょう。
上でも書きましたが、すぐに届け出ないと良からぬことに巻き込まれる可能性がどんどん高まっていきます。
そして理由はどうであれ、届け出なかった場合には、いわるゆ横領(または窃盗)の犯罪になってしまいます。
例えば、拾って届け出るつもりだったが数日間忙しくて届け出に行けず、逆に警察の捜査により、先に追跡されてしまったなどともなれば、無実であることを証明するのに、どれほどの労力が費やされることでしょうか。
現代は、街のあらゆるところに防犯カメラが設置してありますから、持ち去った人はすぐに特定されますからね。
軽い気持ちで拾った財布のお金を使い切って、そんな事も忘れていた数か月後のある日の早朝、突然警察が来てそのまま連れて行かれるんです。
たった数万円で逮捕される。そんなことが現実に起こっているのですね。
「拾った財布のお金」を一部でも使用すると犯罪です!
結局、落ちている財布を拾ってしまったら、すぐに届け出をしない限り、ろくな事がありません。
ここでは、例えば、拾った財布の中に10万円の現金が入っていたので、ちょっとした出来心で1万円使ってしまうなどの、一部ならわからないだろうと使用してしまった場合をみてみましょう。
これもれっきとした犯罪になってしまいます。それが1000円だったとしても、タクシーの回数券だったとしても、勝手に使用する行為は許されていないわけですね。
持ち主が財布を落としてかわいそうだとの正義感から、落ちていた財布を拾い、中を見たら大量の現金があったので、ちょっとした出来心で少し使ってしまったら、そのまま犯罪者になってしまう。
そんなことも本当に起こっているわけです。
このように、落ちている財布を拾った場合には、届け出ることでお礼がもらえたりなどの善意への感謝はある一方で、対応を誤るとデメリット(最悪犯罪になってしまう)が多いのも事実ですから、
もしこの先、落ちている財布を見つけたときには、このようなことを参考にし、対応していただければ幸いであると思いますね。
それでは~。