元「法務」のこぼれ話

【痴漢冤罪】防ぎ方法 もし巻き込まれた場合の対応方法 標的になりやすい人の特徴とは?

電車通勤をする多くの男性の心配の種と言えば「痴漢冤罪」ではないでしょうか。

私が企業法務をしていた時にも、たびたび「痴漢冤罪」にあった場合の最善な方法について聞かれました。

そもそも痴漢をする者がいなければ「痴漢冤罪」もないわけですが、そのような輩はいなくなりませんからね。

また一方で、捏造の「痴漢冤罪」で慰謝料商法をするような輩の話も聞いたことがあります。

そこで今回は「痴漢冤罪」の防ぎ方と、もし「痴漢冤罪」にあってしまった場合の考え方、冤罪の標的になりやすそうな人の特徴について書いていきます。

痴漢冤罪の防ぎ方

それでは最初に痴漢冤罪の防ぎ方について考えていきます。

結論から言えば、冤罪を防ぐことは無理です!(やっぱり)

とはいえなるべく防ぐという点から書きますと、痴漢同様、冤罪が起こりやすのは満員電車であると思いますので、冤罪を防ぐ方法として考えられるのは

『両手ともに塞いでおく』

ということに尽きると思います。

私の場合は必ず片手でつり革を掴み、もう片手はスマホを持つようにしています。

満員過ぎてつり革をつかめないときなどは、何でもいいので頭より上部にある近くの鉄製のポールなどとかばんを持つなどして、更に女性との間に手が直接触れないようにしておきます。

とにかく痴漢冤罪を防ぐためには手を空けず、両手で何かを掴んでいることが最も重要だと思います。

そうすれば万が一痴漢を疑われたときでも、両手がふさがっている状況ですので、痴漢をしていないということが証明しやすくなります。

痴漢冤罪にあった場合の考え方と対処方法

しかし世の中、自分が考えているだけでは事故は防げません。ある日突然「痴漢冤罪」に巻き込まれるということも残念ながらあり得ます。

もし「痴漢冤罪」にあってしまったら、どのように考えて対処すれば良いのでしょうか。

まず、落ち着くこと!落ち着いて状況を整理して考えてみましょう。

そして「痴漢」を疑われそれが「痴漢冤罪」と確信できる場合には、まずは毅然とした態度をとることが重要です。

同時その会話の様子をスマホに録音しておくと後で冤罪証明のヒントが見つかる可能性があります。

スマホがない場合でも、それぞれの会話のやり取りのメモを取っておくのも有利になると思います。

そしてこの場合、間違ってもおどおどしたり、あせって適当なことを口走っては逆効果ですから、「痴漢冤罪」にあった場合には、決して感情的になってはいけません。まず落ち着いて冷静に対応します。

また、その場から逃げるという選択肢もありますが、失敗した場合に状況がとても不利になり、実質「痴漢冤罪」証明が困難になりますので、その点は理解しておきましょう。

相手からいろいろなことを言われても、まず相手に何が起こっていたかを説明させ、しっかり聞いて細かく確認しつつ、自分はやっていないことを冷静に淡々と回答することが最善です。

駅員室にも同行した場合、警察が来ると思いますが、やはり冷静に淡々と自分はやっていないことを回答していきましょう。

その際にはスマホの会話録音や会話メモなどあればすべて警察に開示し、冤罪発生時からの会話の中で相手側の発言内容に矛盾などがないか確認していきましょう。

再度書きますが、決して感情的になったり嘘をつくことは絶対に避けましょう。結果的に不利にしかなりません。

「痴漢冤罪」にあった場合の考え方のまとめ

・感情的にならず落ち着き毅然と対応し会話を録音する。録音できない場合はメモ。

・先に相手に何が起こったのか説明させる

・自分の状況と相手の説明に矛盾等がないかしっかり確認しつつやっていないと正々堂々と回答しつづける

という流れになると考えます。とにかく正々堂々としてその場で対処する以外に良い方法はありません。

痴漢冤罪の標的になりやすい人の特徴

ここでは、痴漢冤罪の標的になりやすい人の特徴について考えてみたいと思います。

人は見ためで印象が大きく変わりますから、どうしても冤罪に巻き込まれやすい人とそうでない人は存在すると思います。

「痴漢冤罪」の標的にされやすい人は以下のような特徴があると思います。

・おとなしそうに見える

・挙動不審、落ち着きがない、キョロキョロしている

・身だしなみが整っていない

・体が大きくない

・姿勢が悪い

「痴漢冤罪」は勘違いもあると思いますが、慰謝料商法もまだまだあるみたいですので、標的を決めるにあたり、このような見た目や容姿などから判断していると十分考えられますので、いつも注意しておきたいところであると思います。

痴漢冤罪から確実に身を守る方法

最後に「痴漢冤罪」から身を守る方法についてですが、確実に身を守る方法は1つしかありません。

それは、「痴漢」を疑われないこと だけです。

「痴漢冤罪」にあってしまったら、そこから確実に身を守る方法はありません。

 

ですから、日ごろか巻き込まれないように注意を払っておくことが重要であり、唯一の身を守る方法となります。

以上、この記事が参考になれば幸いです。

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